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85) 色濃い色恋
2009-02-22 Sun 12:53
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84) 相関図 からの続きです






仕方ないとか

しょうがないとか

どうしようもないとか

そうやって 言葉に救われる



過去 現在 未来を正当化したいため

平静を装うため

妥協の鎖をいとも簡単に切ってしまう


その度に軽くなる鎖は

歩くだけで

自ら切れゆくほど脆くなる



妥協の鎖を切るのに

もう 躊躇なんかいらない









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背丈180㎝ 体重90kg 年齢ひとつ上
元自衛隊員 ピンサロ店長経験あり
ギャルソンの経営を組から一任されている
面倒見がよく 無骨さの残る素直な性格
白いスーツのよく似合う
背中に龍背負う 肩書きヤクザ

赤坂でスカウトされてから
誠二さんは ずっと俺の面倒をみてくれている

全てにおいての特別扱い
通常なら売上げの40%が店の取り分だが
俺が稼いだ分は全部とっていいと言う

それは出来ないと強く拒んだが
裁判所に委ねることもできないので
30%で手を打った

ショート(2時間)だと 客の支払いは2万円
そのうち 店の取り分が40%の8000円だが
俺だけ30%の6000円

こんな事(特別扱い)にもすっかり慣れてきた

そして誠二さんを いつしか無防備で信頼できる対象となっていた






日曜の夜が暇なこともあり
誠二さんの休みは日曜日となっていた
代わりに 店はケンジが仕切ってる

その日曜日 ランチを一緒にと誠二さんに誘われた
待ち合わせ場所は新宿伊勢丹
歩行者天国も加勢してお祭りのように人がいる

行き交う人は着飾って 勝負をしてるかのような歩き方
誰との勝負か知らないが 人が倒れてても跨いで行きそうな勢いだ
目線を下に落として通行人の足下を見る
ヒールの高さがプライドの高さを表してるかのようだ

コツコツと音高らかに鳴らし歩く赤のヒールが近づいてきた

「やっと会えたね 一也く~ん」

いきなりハグされ ファーの毛が鼻をくすぐる
香水の匂いにむせそうになる

笑顔いっぱいでハグされる女性の肩越しに
誠二さんが笑って立っている

誠二さんしか現れないと思っていた
女性同伴とは・・・
完全に油断していた 

「びっくりした?」
「はい(汗)」

「逆ナンかと思った?(笑)」
「ははっ(笑)」

「美咲です よろしくね」
「初めまして 一也です」

実際には初めてではない
スカウトされた翌日
ギャルソンの事務所を初めて訪ねた時
乗り込もうとしたエレベーター内で
誠二さんとの濃厚なキスシーンを見せられてる
ここでは初めましてにしておいた(笑)
  
「いつも うちの誠二がお世話になってます」
「いえいえ」

「今日はね 一也くんに何かプレゼントしたいから
 ここで好きなもの選んで貰おうって誠二と話してたのよ」
「プレゼント!?」

誠二さんからのサプライズだ

「そっ 一也くんもうすぐお誕生日でしょ
 私はクリスマスのプレゼントを選ぼうかなぁって」
「本当ですか!? 嬉しいです!」

美咲さんが腕を絡めてくるので
まるでカップルのように店内を歩いた

「何がいい? 好きなのを選んでね」

誠二さんに予算を聞きたいが
美咲さんが離れない
無難な線で シャツを選んだ

「このシャツ狙ってたんで これにします
 いいですか?」
「OK カッコイんじゃない
 誠二のサイズあるかなぁ」

色は美咲さんに決めてもらった

会計をする誠二さんの背中に 目線を向けながら美咲さんが言った

「誠二ねぇ 最初は凄く悩んでたのよ」
「何をですか?」

「今のお店をやること」
「ギャルソンですか?」

「うん オンナ扱うのには慣れてるけど
 オトコは・・・って」

最近は皆と普通に話をしてるけど
確かに最初の頃 マサヒロやケンジなんかとはぎこちなかった
腫れ物に触るとまではいかないが 事勿れ的な対応であった事には違いない
誠二さんは自分がヤクザである事を隠さなければと
かなりの気を遣ってくれていた

「だからね 一也くんが頼りなんだって」
「そんな 僕は何も」

「一也くんは 誠二が尊敬する3人に入るって言ってたわよ」
「持ち上げ過ぎです」

「落合信彦って知ってる?」
「野球の人ですか?」

「あれは落合博満(笑)」
「そうでした(笑)」

「作家さんでいるのよ 私も読んだことはないんだけどね
 その人と桑田」
「野球選手の?」

「ふふっ 違うわよ ミュージシャン」
「あ!サザンの?」

「そっ 桑田佳祐」
「へぇー 誠二さんサザンが好きなんですか」

「そうよぉ
 それと 一也くんの3人」
「いやいや そんな凄い2人と並べられても
 俺なんて全然駄目です 屁ですよ」

「もっと自信もって
 私が選んだ誠二が選んだ3人なんだから」
「照れますね ありがとうございます」

会計を済ませた誠二さんから
シャツの入った紙袋を渡された

「ちょっと早いけど 一也 誕生日おめでとう」
「どうも ありがとうございます」

誕生日を祝ってもらうのは実は今でも大の苦手だが
素直に礼を言った

次に美咲さんの品選びを付き合った
誠二さんの手にも同じ型のシャツの入った紙袋が下がっている

「明日にでも二人で着てみたら?」
「ばーか ペアルックか」

「折角なんで誕生日の日に着させて貰います」
「今度で いくつになるんだっけ?」

「25です」

22 23 24 と 雲のように形を変え

もうすぐ 25 を迎える

雲は 何処に 流れていくのやら















新作のファンデーションがあるとの事で
試し塗りをしている間
誠二さんと近くの喫茶店で美咲さんを待つ事にした

「美咲さん綺麗な方ですね」
「そっかぁ!?」

「誠二さんと お似合いです」
「喜んでいいんですかね それ(笑)」

「もちろんですよ」
「いつまで続くかなぁ」

ひとり言のように呟き カップを口に運んだ

「一也 最近元気ないようだけど 何かあった?」

誠二さんに気づかれるほど 顔に出てたことに気づかされた





何があったか


ツヨシとか


宮里とか






つまり 色恋





染まるとやっかいな色恋だ





SEXを仕事とする俺の

強力な弱点




精神世界の混沌が

カラダの全てに影響を及ぼす

強壮ドリンクも効きはしない

つまり仕事にも影響する





「もし 悩みとかあったら
 何でも話してくださいね 口は堅いです」





色恋とは言い出せず





色濃くなる色恋に悩まされる日々は続く






























「もしもし 一也出番です」
「今から?」

「18時に新宿ヒルトン」
「誰?」

「かに道楽の人」
「あぁ東堂さんね 了解」

「あっ ケンジ悪い 今日はその一本で打ち止めで」
「えぇ! 珍しい」

「もし 指名入ったら ツヨシを勧めてな」
「お勧めツヨシ君 了解」

「じゃあよろしく お疲れさま」
「はーい お疲れ」




ケンジはサブ(副)の仕事が板についてきた

マサヒロは俺がスカウトした第1号

ユタカは自分で飛び込んできた第1号

トモヤはケンジがスカウトした第1号

ツヨシはギャルソンで俺を指名した第1号

ダイスケ ヒロキ ミノル タクヤ

カツミ ヨウイチ リュウジ シンイチ

リキ ツトム シンノスケ ユウタ

それから・・・



あとは 誰がいたっけか


ハル ミツル


俺か




面接だけ済まして一度も顔を見せない者

実際に客と過ごして 翌日から姿を消した者

ギャルソンで名前を持つ者は20名を超えた

が 全ての駒は将棋盤には乗り切らない



何はともあれ 状態は上々だ

客層にも恵まれてる


トラブルもなく


風の力を余すことなく帆で受けて


歌舞伎町の海原で邁進する







「もしもし ツヨシ」
「うん 出番?」

「出番じゃないけど 東堂さん来てるから
 20時に かに道楽」
「やった!!」

「そこ何人待機してる?」
「ちょっと待ってね・・・・ 7人」

「7人かぁ ハルとヒロキいる?」
「二人ともいるよ」

「じゃあね ハルとヒロキとツヨシの3人で来て」
「うんわかった いつものところ?」

「そう いつものところ よろしく」
「うん じゃあ20時ね」

東堂の口にチンポを突っ込んだまま
この後の食事の約束をした

携帯を置いてタバコに火をつける

「美味いっすか?」
「ふぁい」

Mの東堂は仕事としては楽な相手だ

奴隷のように扱って欲しいというリクエストをこなせるのは

ギャルソンでは俺だけだった

普通の生活ではありえない内容を命ずると

東堂は喜んで金を払う









演目終了後はいつものように
シャワーで体を洗わせる

奴隷ごっこはここまでだ

「東堂さん ハルとヒロキとツヨシが来ます」
「ツヨシ君ともまた会えるのは嬉しいね
 ハル君とヒロキ君は初めてかな?」

「そうですね」
「この時間とこの後の食事があるから生きているようなもんだ」

この奴隷ごっこが栃木の社長さんの生きがいらしい



東堂は大人数での食事を好む

若い子に奴隷にされたい願望を持つ東堂は

自分を知る者のいない新宿で

社長の肩書きも威厳も微塵に出さず

ハルやヒロキに勺をする




腹八分を満たし

皆と別れてタクシーに乗った





時刻は22時



行かねばならぬとこがある







会わねばならぬ人がいる






渋谷のNHK前で携帯を握りダイヤルする

「今NHKに着きました」



ほどなくしてスエット姿の宮里が現れた




宮里の顔を見ただけで俺は濡れる






前を歩くこの男に










男女のSEXごっこをしてもらう





宮里の部屋に向かう途中




勃起しっ放しのチンポは











切なく濡れていた









































86) 恋絵巻 】 へ続く


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この記事のコメント
恐るべし宮里
すっげ~魅力的な人なんやね
ツヨシがいるのに 気持ちがゆらぐ
けりをつけにいったのかな?
やけぼっくり…はないかw
2009-03-11 Wed 20:15 | URL | たく☆ #-[ 内容変更]
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