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89) 麻雀 ~牌の音の先に~
2009-03-08 Sun 22:33
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88) 麻雀 ~牌の音の中で~ からの続きです






勝ち組とか負け組とか

曖昧で不確かな境界線である側面を持つ言葉は

博打の世界でこそ その力を発揮する



その勝敗の境界線を 数値によって顕著に表面化され

その数値で全てを判断され 結果だけが求められる厳しい世界

そこに魅了される男たちがいる

そういう男に魅了される女もいる



人との差別化を図るのには

安直で 分かり易く 簡単だが

愚かである



世間に知らしめる 武器にもなり 防具にもなりうる数値は

やがて自身を蝕み 心眼を曇らせ 心を腐らす



そこには工程も努力も熱意も人間性などは微塵も数値化されず疎外され

ロボットのような冷血さがちやほやされる



血も涙もない数値がものをいう世界に生きる我々は

いつか 必ず数値に苦しめられる



パフォーマンスや生産性だけを求められ

人格崩壊の一途をひたすら走る社会は

いつか 必ず 悲惨な終焉を迎えることとなる



なぜなら

土に埋葬する者は

ロボットではないからだ


そして 埋葬されるのも

ロボットではないからだ


我々は土から 生まれ

土に返って いくのに

大事なものを 忘れている









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東一局 東家






配牌二向聴(=聴牌まであと2枚)



8順目 対面がリーチ


続いて 上家がリーチ


9順目 !


聴牌した



ここは 俺も続きたい





大事な事を確かめたい




部屋の隅にイカサマやトラブル防止に 見届け役が二人いる

その内のひとり 視野に入ってる側の男に質問した

「頭(あたま)ハネですか?」
「・・・」

(※頭ハネ=複数名が同時にロン上がりした場合に席順上位の1名のみしか上がれないルール)


部屋の隅に座ってる見届け役はノーリアクション 

車中 押尾が教えてくれたルールの

プレー中の会話は一切禁止

とは 質問も含んでいることを空気が教えてくれた

卓上の誰も口を開いてはくれない

「申し訳ございません 質問はお受けできません」

視野に入っていない後方の見届け役に窘められた

「・・・すいません」

この未確認事項を確かめずに 次の一打をどうするか・・・

東一局で二人同時に当てられたら 目も当てられない!

ムカっとくるも 文句を言える立場じゃない

「じゃあ リーチ」




9順目での追っかけリーチ

ルールが解らぬままでは対策もクソもない

下家を窮地に追いやるブンブンリーチ

親だ 上がりたい

ブンブンだ!!

八萬を切っての追っかけリーチ







次順の下家は3人に共通の安牌を何食わぬ顔して切った

対面が捨てた牌は葵

上家が捨てた牌は赤5ピン

そして俺は白を掴んだ



!!






危うく捨てるところだった・・・








一発で掴んだ白は高目ツモに使用できるオールマイティーな牌だ







「ツモ」


やった!

即ツモ!!

高目も何もない 西単騎(シャータンキ)だ

裏ドラ2枚がついた七対子(チートイ)一発に赤ドラ 会心の親倍ツモ(24000点)




これで安泰


とならないのが 麻雀の面白さでもある


ラスになる可能性は低くはなったが
先はまだ長い









しかし 今の上がりで 頭ハネかどうかは
もう どうでもよくなった










































ポンとチー ロンとツモ
部屋の一室で 卓上を飛び交う短い言葉
演歌歌手が吐くメンソールのタバコの煙が
卓に捨てられた牌の図柄を曇らせる
















そして 南四局 南家
















持ち点トップの35500点
二着の下家との差は4800点
ラス目は上家の8500点






最悪の配牌 1組しか揃ってないバラバラの手


どうやって 上がればいいものか


6順目なのに 手は進まない


おとなしくしてれば 勝てる







もう 諦めた 上がりを狙わず安牌を集める







二着に追い越されぬように




下家が場に捨てた牌を出来るだけ多く手に集め



ドラも ど真ん中も  落とす  落とす



順子(ジュンツ=例:4萬5萬6萬 での1組)も崩し  落とす 落とす









上がりにいける状態でも敢えて上がりに向かわない


リスク回避に精を出すことで


勝者となれることがある


一度も上がらずに2着で終わる事もある


だから 面白い








10順目 対面

「カン リーチ」





暗カンされて捲られたドラが対面にガンノリだ! そしてリーチ

(※トランプの数字のように4枚ある同じ牌を4枚掴むとカンが出来る
  3枚で一組だから場に捨ててもいい
  カンをするメリットには上がった時にドラが増える
  ドラが増えると点数が大きくなる)










・・・伏兵現る












対面を視界から外していた 全く策を講じてなかった

振ればトップから転落だ



さて



どうする?

















逃げるが勝ち

























逃げるが勝ち

立ち向かう勇気のない者や

負けた者が吐く 悔し紛れに使う 体の良い台詞


















とは限らないことを 麻雀では証明が出来る





























が 15順目
















「ロン」





この半荘では 証明することができなかった








リーチ タンヤオ ドラ4  ハネ満(12000点)











対面に振り込んでしまった 

どちらを捨てようか悩んだ牌は二枚とも当りだった
どちらを捨てても ロンされた















3着の対面からの直撃で 3着はトップに トップは3着に転落した






勝ち組から負け組に転落した









1・2着 と 3・4着の間にある 勝ち組と負け組を分かつ線は








俺を負け組へと追いやった









































順位は捲りトップの対面の黒縁眼鏡が37300点

2着に下家の狐目の30700点



ここからは負け組



ラスは上家の演歌歌手の8500点で

俺は3着の23500点



馬を計算すると

(23000点-30000店)×2000円-50000円= -64000円










1度目は2着













2度目は3着














トップをとれないまま













俺の役目は終わった





























勝負には勝った































「一也さん ご苦労さまでした」

戦い終わって ようやく緊張から開放され
ソファーに座って安堵した

誠二さんのかけてくれた 言葉が体に染み入る

鴇田と押尾に向かって謝った

「すみません トップはとれませんでした」
「上等 上等 10万円オーバーは立派な成績や」
「兄ちゃん ありがとう
 おかげさんでゆっくりさせて貰いました」

シャワーを浴びたのか こざっぱりした鴇田と交代し

誠二さんと二人で赤坂のマンションを後にした






「どうでした? 愉しめましたか?」
「いや全然
 最後まで緊張しっ放しでした」

「でも 一也は博才ありますね」
「ないですよ パチンコもよく負けます」

「場つなぎで 10万買って交代したんだから立派ですよ」





ゲームに負け 勝負で買った



3着に終わり 点数計算では負けた64000円を
獲得した16枚のチップが救済してくれたのだった

リーチ一発や赤ドラ裏ドラにつくご祝儀チップだ



-64000円はチップのプラス160000円を加えると
2度目の収支結果はプラス94000円

1度目のプラス10000円と合わせ 104000円の勝ちとなった

トップをとれなかった2度の対戦は 10万円超の勝ちを齎してくれた

勝負として勝ったのだ 


















「兄貴からのギャラです」

2万円を差し出す誠二さんに
ギャラは事務所で待機する皆への飲食費に充ててもらうようお願いし
タクシーを先に降りた

「誠二さん 付き合わせてしまって すみませんでした」
「こちらこそです 気にしないでください
 時間気にせず 昼を過ぎても部屋でゆっくりしてください」

「ありがとうございます 助かります 
 お疲れさまでした」

誠二さんを乗せたタクシーを見送り
部屋に戻った






































誰も居ないと思ってた部屋の玄関には靴が1足ある

この靴の主は ツヨシ

ツヨシ帰ってなかったのか










ベッドの上には ツヨシがスヤスヤと眠っている

帰ってくるのを待っていてくれてたのか
テーブルの上に 俺の好きな銘柄の缶コーヒーが2本置いてある

上着を脱いで パンツ一枚になり
ツヨシの横に潜り込む

ツヨシの下半身に顔を埋め
俺はツヨシに挿いってゆく

目の前で横たわる 愛しい魂を
静かに激しく愛しむ

受け入れてくれる ツヨシの局部は
俺を 雄に する






























先に目覚めたツヨシが 時間を知らせ 起こしてくれた


「一也さん 11時過ぎましたよ 
 そろそろ服着ないと 皆が来ますよ」
「うん ありがとう」

カラダが重く 頭も重い

「ツヨシ 昨日は御免」

寝込みを襲ったこともそうだが
帰りを待っててくれてたこともだ

「コーヒー飲む?」
「飲む」

素っ裸でいるベッドに ツヨシが缶コーヒーを開けて持ってきてくれた

「昨日はあれからロング(泊り)だったの?」
「いや 事務所閉めた後 誠二さんとサウナに行ってた」

「ロングだと電話すると迷惑かなと思ってたから かけなかった」
「うん ありがとう
 部屋待機は全員帰ったって聞いてたから
 ツヨシ居ると思わなかった
 けど 帰ってきたら靴あったから嬉しかった」

「で 帰ってきて僕を犯したの?(笑)」
「犯してないだろ 望まれたSEXだ(笑)」

「上手いよね ソノ気にさせるの」
「一応プロだからね」

「本当 気持ちイイ
 マッサージされてるみたいだった」
「そか お褒めいただいて光栄です」

「一也さん明日誕生日でしょ 何か欲しいものある?」

特にないよ

「ツヨシがたまに泊まってくれたら それでいい」
「そんなんじゃなくて 物質的なもので」

「本当にない 全くない」









ツヨシ

お金使わずに


男娼として稼いだ分 貯めてくれ




そして



早く




辞めてくれ






































































「裕一 明日はどうしてる? 誕生日だろ?」
「んとね・・・
 明日は職場の子達と飲み会が入ってる」

宮里は俺の誕生日を覚えていてくれた

それが嬉しくもあると同時に疚しくもある

誠二さんが組んだイベント指名で

俺は3組の客をこなさなければならない




「飲み会終わったあと 夜来いよ」

低音の声と その先のSEXへの期待は
全てをキャンセルする力を発揮する

この強力な風に 吹き飛ばされそうだ

「何時になるか 分かんないよ」

無理だとは 言えない心理状態

「都合が悪ければ 連絡くれ」
「分かった そうする」

「早く来ないと 自分で抜いて寝るからな」

全てを見透かされ 弱点を突いてくる

そんな宮里に 俺は誘引されっ放し

冷静さを欠く心理状態は
望むものを最優先にした行動をとりに走る

願望が乗せられた超特急の車窓からは
見えていたものが見えなくなる

暴走する列車に座して 制御不能に陥ることさえ望む






































続く


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この記事のコメント
3人相手するんよね!
逝かなくていいならいいけど
3発抜いてから 宮里さんの
執拗までの相手は 厳しいね!
嬉しいんだろうけど あっ でも25だもんね!
平気かw
2009-03-11 Wed 21:57 | URL | たく☆ #-[ 内容変更]
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