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35) スカウト
2007-05-02 Wed 12:44
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34) 本日OPEN からの続きです





船に乗るのに切符はいらない

乗り込む意志さえあればいい

時刻表などありはしない

時機が来れば 必ず解る

引き寄せられるように

船が現われる

船に乗るのに切符はいらない

乗り込む意志さえあればいい





↓励みになりますm(__)m
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誠二さんは どこかに電話をかけ冷蔵庫とテレビを一台調達してくるよう命じると
新宿中のラブホテルをタウンページで調べ 片っ端から問い合わせ始めた

俺が調達してこようとするものを さきほど誠二さんがメモ書きしたものに丸印をつけ
[これらを買ってきます]と電話をかける誠二さんにジェスチャーをしてみせ
携帯を持ち 事務所を出た

サブナードにある新宿ホスト御用達の店へ向かう






店には様々なデザインがあったので
価格とデザインのバランスをみて 10分くらいで名刺のサンプルを選んだ
新宿ホストクラブの老舗[ニュー愛]で 人気を博しているホストと同じデザインのモノを選ぶ
テレフォンカードも200枚発注した

その足で 文具屋に立ち寄り クリアファイルにマグネット ボードマーカーに
メモ用紙 ボールペンに電話帳 あれもこれも必要と思われるものを買い込み
次に薬局で 潤滑ゼリーとコンドームを大量に買う

相当なSEX好きと とられたかも知れない
普通なら女性店員だと恥ずかしく 思うものだが 
この時ばかりは平気だった テンションが高いのだ

両手一杯に荷物を持ち それでも本屋に寄って東京都の地図と路線地図とを購入し
事務所へと早足で戻る





「お帰りなさい」
「ただいま 誠二さん 客からの電話は?」

「まだないです ホテルのほうは今のとこ1、2、3・・・6件がOKです
 まだまだあるんで ジャンジャン掛けますね」
「お願いします じゃぁ俺 今からコマまで行ってきます
 連れてくるかも知れないんで さっきの件(肩書き)お願いしますね」
「了解です! さん付け 敬語なしですよねっ   あと肩書きと」

俺は親指を立ててみせた

電話番号を書いたメモを持ち
刑事ドラマの事件発生時のように事務所を飛び出た

「行ってきますっ」







コマに着くと どの子かさっぱり分からない
平日だというのに凄いたくさんの人がいる

時計を見る 約束の1時間後に10分遅れていた

マズった 遅刻は致命的だ
臆病な猫は すぐさま身を引っ込める

コマ劇の周辺を見渡すが らしき男の子は見当たらない
しばらく待ってみることにした

タバコに火を点け 気持ちを落ち着かせる
自販機で飲み物を買い 一気に飲み干した
その空き缶に灰を落とす
5分・・・10分・・・と 経つが
一向に現れる 様子はない

帰っちゃったかなぁ
[今晩 僕を買って]というメッセージを聞き
会ってくれるだけで二千円渡すと男の子に約束していた
お金に困ってる筈だ 絶対に飛びついてくる

待ち合わせ場所を失敗したなぁ コマの前だと 範囲が広すぎた
向こうの映画館までもがコマの前なのだから

二本目のタバコを缶に入れて消し
約束の時間を30分過ぎたところで
メモを取り出し 携帯でかけてみることにした

「!」

向かいのパチンコ屋の前で 携帯の呼び出し音が鳴った
同じタイミングで電話が通じた

「もしもし」と問いかけ反応を見る
「はいっ...... もしもし」

口の動きとパチンコ屋から漏れる音楽が合致した

あの子だ!

「今 白いポロシャツ着て パチンコ屋の前にいる?」

そう聞くと男の子が辺りを伺い こっちに気付き 目が合った

「はい」

口の動きが一致した

良かった 

来てくれた事 そして 

戦力になる事 二つの意味での 良かった








静かに話せる場所へと移動した
男の子を連れ すぐ側にあるケントというホテル内の喫茶店へ入った

当然ながら 少し緊張しているようだ 
おとなしそうで 素直そうな男の子だった
緊張を解そうと 
「遠慮しないで 何か好きなモノ選んでな 1万円以下のもので」
というと
男の子は「はい」と はにかんでみせた

会った瞬間から 戦力になるかどうかのフィルターをかけていた

イケるっ

  かわいいっ


俺が今見てる この男の子の仕草 姿勢 表情
はにかみ方や笑い方 物言いなど は
客の前で見せるそれと 同じものである

「じゃぁ オレンジジュースを」と
リクエストした男の子の顔は 40超えには たまらない筈だ

ストローを口にする 男の子の顔を見ながら質問した

「伝言にはよく吹き込むの?」
「・・・・二回目です」

「一回目は上手くいった?」
「はい・・・」

心でガッツポーズした 経験者っ話は早い

「料金は?」
「1万円です」

「2時間?」
「いえっ 泊まりで」

「泊まりで!?」
「・・・はい」

この男の子は 売れ筋の本線だ 寝技やモノがどうかはともかく
容姿だけで 相当指名が入るに違いない
俺の培った 物差しの目盛りが高い数値を弾いている
この売れ筋を 泊まりでたったの1万とは その客は相当ラッキーだ

泊まりの料金が1万円と聞いて驚き
スカウトするに好都合である材料が貰えた俺は いよいよ核心に迫る

「さっき電話でも少し話したんだけど 今日オープンしたギャルソンっていう
出張専門店なんだけど 個人でなくお店に入ってやってみる気はない?
お店に入るったって 事務所で待機してくれるだけでいいんだ」

小さな反応も見逃す事無く 営業時間と料金について説明する
2時間で 1万2千円の収入と聞き 興味を示した

「個人でやってると トラブルあった時困るっしょ
 前回何もなかったとしても 今後何もないという保障はないっしょ!?」

一昨日 俺が不動明王に言われた台詞だ

「どこに住んでるの?」
「・・・・・」

黙って下を向く

「住んでるとこ  どこ?」
「・・・・・」

反応がない

「わかった 言いたくないなら 無理に聞かない
 質問変えるね 今晩はどこで寝るの?」

男の子は下げてた顔を上げ 俺の顔を見た
続けて質問する

「家? それとも家じゃないとこ? どっち?」

返事が気になった この返事でフォーカスを絞れる
だが言いたくないものを 無理に聞き出すと逆効果だ
返事など どちらでも興味はあまりないように見せるため
タバコに火をつけ 周りの客や店員に目を向ける

横を向いて煙を吐く俺に

「家じゃないとこ」 と答えが返ってきた

もう少し掘り下げたい

「明日は? どこで寝るの? 家? 家じゃないとこ?」

もう心理戦だ

「家には帰りたくないんです」

・・・家出か?

「家に帰りたくないって じゃぁどこに泊まってるの?
 友達の家とか男ん家?」
首を少し横に振り「・・・・・。。。」

男の子は泣き出した



俺が泣かした?

俺かっ!?


俺なのか??



俺だな!!


























36) 羽交い絞め 】 へ続く


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この記事のコメント
ども
一也が作り出す人間関係。
次々と繋がり広がっていく。
すげぇ~面白いっす。

僕も仕事柄、多くのアルバイトの面接をしてきました。
まさにカテゴリーは違ってもやっぱり見るとこは同じですね。
でも、商品価値ってとこから判断もしなきゃいけないから
それまでにいかに多くの人と知り合って話をしてきたか
ってのが大きく影響しますよね。

すげぇ~なぁ、一也。
2006-10-04 Wed 22:41 | URL | 一志 #1wIl0x2Y[ 内容変更]
喜喜
ども、お褒めのコメントに弱いG@TENです。

本当いうと
人事に関わることってあんま好きじゃないんすよねっ
何かその子の人生に関わってしまうのに抵抗が・・・
合格させて足止めしないほうが
もっと好条件で力発揮できるとこにめぐりあえるんじゃないかとかって考えたりすることがあって
面接官の役目を逃げ回った時期もありました。

しかし人手がいないときは その考えを隅に追いやったりもしますが  今だに抵抗ありありでっ。

一志さんとこに1コメづつ入れてたら
左に行列出来てたから驚!!

少しづつ全部読みに行きますから

よろしくお願いしますm(__)m

愛してますyo G@TEN




2006-10-05 Thu 04:24 | URL | G@TEN #qNXjQhIg[ 内容変更]
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