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55) 出揃った色
2007-05-08 Tue 12:07
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54) 喜びの実感 からの続きです





白い衣装に身を包み

迷彩の森に踏み入った時

染まる色がある


何色に染めたいか  染まりたいか




全てが思い通りにならない時

人は衣装を捨ててしまう





そして

再び迷彩の森に

違う相手を探しに行く

思い通りの色になるよう





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「へぇ 名前は?」
「言っても知らないと思う まだオープンして2日だから
 名前はギャルソン」

「ギャルソン? コムデだ!」
「だね」

「俺もそこで働きたい」
「!!」










ツヨシの言動には 計算も打算もないのだから
その言葉に 俺も真っ向から対応したい

が ひとつ確かめないといけないことがある
で ないと 俺がボロボロになる

ツヨシは 俺にとっては既に 大事にしたい 関係を育みたい 大切な存在
それが 恋とか 愛とか 何なのかは 色が決まっていないものの
全ての色が 出揃っていることは確かだ
色が定まらないと 俺ボロボロになる

ツヨシがどこで働こうと 何の問題もない
それは ツヨシの自由であり 俺に決定権などない

俺は どう接していけばいいのか 戸惑った

居間に行き タバコに火を点け
ツヨシの横へ戻り 慎重に質問した

「働きたいって ツヨシは今の店には不満があるの?」

ツヨシは目線を落とし答えた

「うん 不満だらけ」

俺は灰皿を手にとり
 
「その不満は 解消する?」
「うん する」

灰皿にポンと灰を落とした

普通なら 何が不満で 解消すると言い切れる根拠を聞くところだが
ツヨシには聞かなかった 聞かなくても答えとして十分納得がいったのだ

「ツヨシはボーイの仕事じゃないと駄目なん?」

[そんなことない]と 言ってくれ
俺は少し足掻いた 今井の職場を紹介できる

「一般職だって紹介できるよ 食事も部屋も仕事も心配いらない
 明日からだって可能だし」

答えを待たずに 俺は更に足掻いた

「ギャルソンで マネージャーを探してて
 あの 公園に行ったのも それが目的だったん
 ツヨシはボーイじゃなく マネージャーをやってみる気はない?」





「うん ボーイの仕事が 好き」



ツヨシのこの答えを聞いて
タバコを消すタイミングで 俺はいくつかの色も同時に消した

















好きな男が出来ただけで 男娼稼業はとても辛くなる
それが相互に男娼なんて 多分俺には耐えられないだろう

ツヨシの言った ボーイの仕事が好き
の理由は聞かなかった

何となく解る

俺がそうだから

俺は ボロボロにならないよう自衛した


俺のこと好きになってくれて 近付きたい事が理由だったら

きっと ボロボロになったに違いない





「ツヨシ 俺もね
 このボーイの仕事が好き
 オープンして 間もないギャルソンを 大きくしたいし
 俺も大きくなりたい
 稼ぐことしか考えずに 働く皆にも稼いで貰いたい」

横になってるツヨシの目を見て 俺の気持ちを伝えた

「ツヨシが働きたいというなら 俺は賛成も反対もしない
 けど 一緒に働く以上 稼ぐことだけを考えて
 目標までいったら 足を洗って欲しい」
「本当? 働けるの? 嘘なし?」

「ツヨシに嘘はつかない」

微笑んで 頷いた











シャワーを浴びながら ホテルに戻ろうと考えていた
ツヨシが働くと決まったなら 俺は色ある関係ではツヨシと
接する事は出来ない

マサヒロと同じように接するよう決めた
 




「一也さん 帰るの?」
「うん ホテルに戻る」

「ツヨシ 携帯を教えるから いつでも連絡くれれば」
「うん」

「ここチェックアウト何時?」
「16時」

「16時?」
「そう 16時(笑) だからここ好き(笑)」

「(笑)そっか それでナッツじゃなく松月リクエストしたんだ」
「うん ゆっくり出来るから」

「うん ゆっくりするといい
 俺は 正午からは事務所にいるから今日じゃなくても
 いつでもいいから 連絡くれれば」
「うん」

服を着終えて 向かい合わせの場所にある座椅子を
ツヨシの横に移動し 隣に座ってツヨシの手を握る

「俺 ツヨシと出会えて良かった」
「うん 僕も一也さんに 声かけて良かった」

ツヨシが財布から千円札を 俺に差し出した

「一也さん 買った分 払わないとね」
「買ってくれて ありがとう」

千円札を受け取り ポケットにいれた

「ツヨシ お金は持ってんの?」
「うん あるよ」

「いくら持ってる?」

ツヨシの財布を取り 開けてもいいか確認し開けてみた
思った通りだ 札は一枚も見当たらない

「ツヨシ 俺も嘘付かないから ツヨシも嘘つかないでくれ」

ツヨシは俺に気を遣ったのだ
恥ずかしそうに頷いてるツヨシを もう放っておけない

俺はツヨシを連れて出ることにした





































【 56) 原動力 】  へ続く


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<<54) 喜びの実感 | 新宿タワー~ゲイとノンケと時々オンナ~ | 56) 原動力>>
この記事のコメント
色かぁ・・・
なんだか色々と難しいわねぇ~。

それにしても一也はツヨシのこと、
なーーんでもわかっちゃうのね。
2006-10-25 Wed 21:01 | URL | バシ #-[ 内容変更]
m(_ _)mありがとう。
そだね。
もう、ツヨシくん放っておけないね。

ん~一緒に働くのか・・。そうか・・。

G@TENさん、いっぱい返事してくれて、どうもありがとう。
とてもうれしかった。
2006-10-25 Wed 22:59 | URL | 風太 #SFo5/nok[ 内容変更]
~~~~~To.バシさん~~~~~

ココア効果のバシさん G@TENっすぅ~☆

そうそう 同じ穴のムジナってやつne(笑)
色 色々 ne

バシさんは 今何色?

~~~~~To.風太さん~~~~~

いっぱい呼んでくれれば
いっぱい応えるから
もっともっと 呼びかけてくれていいですyo
遠慮厳禁っす!!
2006-10-26 Thu 01:17 | URL | G@TEN #qNXjQhIg[ 内容変更]
「さよなら、今日は」
32年前、日テレのテレドラです。
東京に住む4姉妹の物悲しいホームドラマなのですが、
(げっ、年がバレてしまう・・汗)
主題歌の歌詞
「黄昏の都会はブルーな湖
青ざめた車が泳いでゆくよ
帰る空無くした悲しげな鳩が
公園の片隅で震えて鳴くよ
人はふと知り合い、つかの間を夢見て、
そしてただ消え行くだけだよ。
私は欲しい、全てを賭けて、生きる、愛の、命を」
と共に、ませガキの俺には
強烈な印象がありました。
新宿タワーを読んだ時この感覚を鮮明に思い出しました。
都会の片隅で薄汚れて震えている魂が、彷徨い、似たものを求め合い、やがて純化されていく、
読んでいて、悲しく、切ないけれど、つい微笑んでしまう不思議な魅力です、この文は。
すいません、長くなりました。
お勧めはぽっぽやの浅田次郎の「蒼穹の昴」ですかね。
俺の愛犬、およびハンドルネームの元にもなっています。
あと、G@TENさんと同じウリ専の境遇を描いて89年文藝賞を受賞した「YES・YES・YES」(比留間久夫 著)
でもこれは読む必要ないかも、だってG@TENさんの方がずっと面白いもの!
2006-10-26 Thu 14:08 | URL | すばるのパパ #iLhlKqZk[ 内容変更]
どもっ
タバコの火で色を消したG@TENさん。
ツヨシくんは千円札で色を隠したように見えてしまいました。
二人が選んだこの幸せの形。
気になってますます目が離せません。
2006-10-26 Thu 23:43 | URL | 一志 #1wIl0x2Y[ 内容変更]
To.すばるのパパさん
今から32年前のドラマのテーマと
俺の書いてるブログの内容が 通じてるということに
驚いています すばるのパパさん
教えてくださってどうもありがとうございます

歌詞の内容もそうですが
すばるのパパさん のコメントで泣きました
泣かされました 涙出ちゃいました
今も これ書いてて 一人ウルっとしてます

KOされた 言葉は

「純化」

俺の持ってない言葉でした
辞書で調べました

 

じゅん‐か【純化】
[名](スル)
1 まじりけを除いて純粋にすること。また、邪心などをなくすこと。醇化。「不純物を除いて成分を―する」「精神を―する」
2 複雑なものを単純にすること。単純化。


>都会の片隅で薄汚れて震えている魂が、彷徨い、
>似たものを求め合い、やがて純化されていく、
>読んでいて、悲しく、切ないけれど、つい微笑んでしまう


鳥肌が立ちました
今 また 立ちました

俺 それ訴えたかったんだって
汚れる事 堕ちること 綴って 皆に読んで貰って
書いてる目的

純化 って言うんだって
言葉持ってなかったから
本当に胸がスゥってしました

貴重な体験です 本当感謝です

学なし コネなし 力なし
夢なし 大志なし 甲斐性なし
こんな俺に教えてもらえたこと
本当に感謝感激しています

泥で泥を洗うとか
黒染みを黒で塗りつぶすとか

俺のメッセージちゃんと伝わってるんだって

感動も感激も鳥肌も 凄い今味わっています

俺 もぉ凄い 今感動しています!


たくさんの方からいただくコメントで
本当にブログ書いてる今の俺が形成され
見守られ 助けられ 励まされ 感謝し切れないのに
教えてまで頂いて
俺は幸せ者です 皆さんを誇りに思います
自分を少し褒めてやろうという気にさえなりました。

褒められることを苦手な俺ですけど
言葉 ありがとうございます

皆さん 本当に ありがとうございます





ブログを始めたのが9月6日 中村中さんを知ったのが9月9日
ここでも 別の場所でも たくさんの人に中村中さんの存在を伝えてきました
俺が伝えて貰った方に言った 同じありがとうを
伝えた方からもいただきました

伝えて頂いたこと歌でも本でも
俺は TRYします

ですので浅田次郎の「蒼穹の昴」
必ず読みますから

本当に ありがとうございます。

G@TEN
2006-10-27 Fri 01:26 | URL | G@TEN #qNXjQhIg[ 内容変更]
感謝×∞
一志さん

いつも ありがとうございます

ボロボロんならない為に 色絞るのは
まだまだ幼いのだろうと思います

俺も臆病者のカテゴリに入りますからne

勇気って 色んな勇気あるから

勇者にならねばですよne

これ書いてて 本当に学ばせて貰ってます

皆さんに

感謝してます 本当に 本当に


G@TEN
2006-10-27 Fri 01:31 | URL | G@TEN #qNXjQhIg[ 内容変更]
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